ドイツのバイエルン州クルムバッハで金物商を営む家に生まれたハンス・ウイルスドルフは、幼少期こそ経済的に恵まれていましたが、12歳で両親を亡くしたこともあって、早くから起業を志していました。
学校卒業後に就職した時計輸出会社で、時計のセールスマンをしながらビジネスセンスを磨き、1905年にはロレックスの前身となる「ウイルスドルフ&デイビス社」をロンドンで設立。出資者アルフレッド・ジェームズ・デイビスのサポートを受けながら、当初は実用性の高いトラベルウオッチを販売して会社を軌道に乗せました。http://www.noobshop777.com/
そのころ、ウイルスドルフが忙しい仕事の合間に考えていたこと、それは、創造的で、どの国でも発音しやすく、文字盤にデザインしやすいブランド名。世界を視野に入れて発案した名前が、そう「ROLEX」でした。こうして1908年7月2日、後に世界一有名になるブランド名が、ラ・ショー・ド・フォンで商標登録されたのです。