なぜなら前述の通り20時~4時の間にリューズを1段引き、早送り車をカレンダーディスクに接続させた場合はディスク内周の突起に日送り車と早送り車の2つの突起が絡み合うことになるためです。この状態の場合、リューズで日付を変更しようとすると突起が折れる可能性が非常に高いのです。
なお、操作禁止時間帯はモデルによって変わってまいります。また、冒頭でもご紹介したように本稿では機械式時計を扱っておりますが、クォーツ式時計もまた同様です。取扱説明書やメーカーの見解を聞いて、しっかりと確認したいところですね。
日付変更のメカニズムからおわかり頂けるように、ロレックスコピー機械式時計の歯車はいずれも同一方向で回転しているため、時間や日付を遡ろうと逆回しを行うと思わぬ負荷をかけることに繋がります。
近年ではパーツやメカニズムの強度やセーフティ機構が向上していたり、ムーブメントによっては24時間カレンダー操作または針の逆回しが問題ない場合もありますが、取扱説明書をよく読んでから使用したいですね。