特にロレックスの場合は、これまで2次流通における日本での中古市場はロレックスの他を圧倒する高い人気が牽引してきたと言っても過言でない。そのため日本ですでに認定中古をやっている高級ブランドとは、マーケットの規模も与える影響力も格段に違う。そう単純ではないはずだ。http://www.noobshop777.com/
しかも中古となると定価は関係なくなるため、たとえ正規販売店だとしても実勢価格に準じた値付けとなるのは当然のこと。そうなると認定中古といえども定価を超えるプレミアム価格(現にプログラムを開始したスイスのブヘラでは旧型GMTマスター II 黒青ベゼルの認定中古が日本円で310万円ほどの値がついていた)となるわけだから、定価の新品とプレ値の中古を併売するということは、特に日本においてはかなり現実的ではない。
そのため、昔から正規店を利用しているロレックス愛好家の知人によると、この一報を受けてよく知っている正規のロレックス専門店の担当にこの件について聞いたところ「海外の一部店舗のみで、日本で展開の予定はない」とはっきりと言われたそうだ。
ただ、いますぐは難しいとしても今後はゼロではないだろうし、筆者的には、アンティークも含めて将来的にはぜひ期待したい。なぜならばフルレストアされたバブルバックがあったらぜひ手に入れてみたいと思うからだ。
いずれにせよ、こうやってロレックスが介入することで加熱ぎみのロレックス市場が少しでも緩和されることを期待したい。ただ中古品よりも、まずは新品の生産量をもう少し増やして、少なくともデイトジャストなどのベーシックなコレクションぐらいは、日本の正規販売店でも普通に買えるようにしてもらいたいものである。