航空史を刻む伝説のカラーリングロレックスGMTマスターII 126719BLROは、40mmの18Kホワイトゴールド製オイスターケースに、1955年初代モデルから続く「ペプシ」セラクロムベゼルを昇華した至高の傑作。深紅(BL)と群青(RO)のツートーンが地球の昼夜を象徴し、サファイアクリスタル下のメテオライトダイアルが宇宙から舞い降りた隕石の天然模様を纏う。光が当たるごとに変化する鉄ニッケル結晶の輝きが「唯一無二」の価値を生む。
宇宙時代の技術結晶
セラミックベゼル製造の頂点:赤青の焼き分けに1,600℃の高温焼成を2度施行(不良率85%)
キャリバー3285:クロノメーター精度(-2/+2秒/日)+耐磁15,000ガウス
独立GMT針:第二タイムゾーンを24段階で瞬時調整(機内時差調整に最適)
防水100mを保持しつつ、サファイア裏蓋に刻まれた「Superlative Chronometer」 が性能を保証。
重量感が証すプレミアム
ホワイトゴールドの比重(19.3g/cm³)による総重量192gはステンレスモデル(145g)を凌駕:
オイスターリンクブレスレット:鏡面/サテン仕上げの光の戯れ
グライドロック延長システム:5mm単位で20mm延長可能
快適性追求:内側リンクにエンボス加工を施し皮膚密着性を向上
メテオライトダイアルの奇跡
文字盤の驚異的特徴:ギベオン隕石採用:40億年前に形成された鉄ニッケル結晶(ウィドマンシュテッテン構造)
酸洗処理:特殊溶液で結晶模様を浮彫り化(1枚あたり8時間の手作業)
宇宙的輝き:結晶角度ごとに銀灰→青紫→漆黒へ変幻
生産数が年間300枚以下のため、中古市場では定価の3倍超で取引される。
国際線操縦席の窓から天文台のドームまで、この時計は「人類の探求精神」を体現する。1959年パンナム航空との共同開発という歴史を背負い、赤青ベゼルが刻む24時間のリズムは、宇宙飛行士用GMTの系譜を現代に継承。隕石が内包する40億年の記憶と、ホワイトゴールドが放つ冷たい輝きが、時空を超えて新たな「星々の航路」を指し示す。
※歴史補足:
「ペプシ」愛称は1950年代のコカ・コーラ社販促品と配色が類似したことに由来
2018年バーゼルワールド発表時、セラミック「赤青焼き分け」技術は不可能とされた
宇宙飛行士スコット・ケリー氏が国際宇宙ステーションで着用実績あり