1988年に登場し、2011年まで20年以上にわたり生産されたロレックス エクスプローラーII Ref.16570は、洞窟探検や極地調査を想定したアドベンチャーウォッチです。
40mmのオイスタースチールケースに、固定式の24時間ベゼルと赤い24時間針を組み合わせ、昼夜の判別がつかない環境でも時間を正確に読み取れます。キャリバー3185/3186はGMT機能を内蔵し、第2時間帯表示によりトラベルウォッチとしても活躍します。文字盤はブラックとホワイトの2色展開で、ホワイトモデルの“ポラーダイアル”は光の加減でアイボリーに変化し、希少価値も高まっています。
2000年代製造分にはセンタースプリット(文字盤中央の文字間隔が均一)と呼ばれる個体も存在し、コレクター間でプレミアが付きます。904Lステンレスとサファイアクリスタル、トリプルシールリューズで300m防水を確保しながら、スーツにも合う洗練されたフォルムを維持。生産終了後も人気は衰えず、中古市場では状態良好な個体が100~140万円台で取引され、現行モデルRef.226570への橋渡しとしても注目されています。