2007年に復活したロレックス・エアキング114200は、航空史の栄光を現代に蘇らせる一本だ。34 mmのオイスタースチールケースは、昔ながらのミリタリーウォッチサイズを守りながら、厚さ12 mmに抑えられたスリムプロポーションで、ジャケットの袖にも自然に収まる。ケース全体をブラッシュド仕上げにし、傷を目立ちにくくし、日常使いに耐えるタフネスを備える。
文字盤は「シルバーパンサー」サンバースト。中央から外周へゆるやかに広がる放射線模様は、陽光を受けた飛行機の翼のように輝く。特大アラビア数字は15分ごとに配置され、パイロットが瞬時に時刻を読み取れるよう設計されている。メルセデス針は、夜光塗布により暗闇でも鮮明に輝く。3時にデイト窓を配し、日常使いでの利便性を確保。
ムーブメントは自動巻きキャリバー3130。クロノメーター精度で48時間パワーリザーブ。パラクロムブルーヒゲゼンマイとパラフレックスショックアブソーバーで、磁界や衝撃に強い。裏蓋は密閉式で、ケースバックにシリアルナンバーが刻印される。オイスターブレスレットは、センターリンクをポリッシュ、サイドリンクをサテン仕上げにし、フリップロッククラスプで5 mm伸縮。エアキング114200は、空の記憶を刻むプロフェッショナルツール。