時計の文字盤は、通常、この地球で調達された素材で作られる。しかし、ロレックス「デイデイト40」Ref.228239Aに捧げられたメテオライト(隕石)ダイアルは、地球外から訪れた宇宙の欠片である。それは、45億年以上前に誕生し、宇宙空間を漂い、そして遂に地球に落下した星屑の一片を、時計という芸術作品へと昇華させた奇跡である。
2018年、ロレックスはこの18Kホワイトゴールド製デイデイトに、新たなメテオライトダイアルのオプションを導入した 。40mmのケースに収められたそのダイアルは、灰色の地に浮かぶ「ウィドマンシュテッテン構造」と呼ばれる独特の幾何学模様が特徴だ。鉄隕石のニッケル含有量によって現れるこの交差する線条は、自然が数億年かけて創り出した芸術であり、一つとして同じ模様は存在しない。つまり、この時計は世界に一本だけの、唯一無二の宇宙の断片を腕元に宿すのである。
このメテオライトダイアルに彩りを添えるのは、10個のバゲットカットダイヤモンドのインデックスである 。無機質な隕石の冷たい美しさと、ダイヤモンドの温かみのある煌めきが、白金ケースの控えめな輝きと呼応し、宇宙的なラグジュアリーを創り出している。フルーテッドベゼルとプレジデントブレスレットは、デイデイトの伝統的なアイデンティティを継承し、時計全体に格調高い存在感を与える。
心臓部に搭載されるのは、ロレックスの頂点を示す自社製キャリバー3255である 。14の特許技術を誇るこのムーブメントは、70時間のパワーリザーブと、クロノメーター精度を超えるスーパーラティブクロノメーター認定の高精度を実現する 。100mの防水性能も、日常のあらゆるシーンで頼りになる。
Ref.228239A メテオライトは、単なる時計ではない。それは、宇宙の歴史の一片であり、地球の外から訪れた星の記憶である。腕元で静かに輝くそのダイアルは、見る者に宇宙の広大さと、時を超えたロマンを語りかける。デイデイトという権威の象徴が、地球外の素材と出会う時、時計は新たな次元の芸術作品へと昇華するのだ。