2014年、ロレックスは長い歴史を持つチェリーニコレクションを完全に刷新し、時計業界に静かな衝撃を与えた。その名はルネサンス期の彫刻家であり金細工師でもあったベンヴェヌート・チェリーニに由来し、芸術性と伝統的な時計製造の技を融合させることを使命としている。Ref.50705RBRは、この新生チェリーニの中でも特にエレガントな輝きを放つ、18Kエバーローズゴールド製のタイムピースである。
39mmのケースは、ロレックス独自の合金であるエバーローズゴールドの温かみのある輝きを放つ。側面からラグにかけての曲線は柔らかく優美で、光を受けて繊細な陰影を描き出す。このケースを縁取るようにセットされた62個のダイヤモンドが、まるで光の輪のように時を包み込む。石と石の間にわずかな隙間も許さない高度なセッティング技術は、熟練の職人たちの手によって一つ一つ丁寧に施されたものである。
文字盤はサンレイ仕上げのピンクまたはシャンパンゴールドで、光の加減で優しい表情を変える。細長く伸びたアプライドのアワーマーカーと、クラシカルな剣型の時分針が、この美しいキャンバスにくっきりと浮かび上がる。中央の秒針が刻む静かな鼓動は、機械式時計の命の証である。12時位置のロレックスの王冠マークが、控えめな気品を添えている。
心臓部に搭載されるのは、ロレックス自社製のキャリバー3132である。パラクロム・ブルーヒゲゼンマイとパラフレックス・ショックアブソーバーを採用し、優れた耐磁性と耐衝撃性を誇る。約48時間のパワーリザーブとクロノメーター認定の高精度が、日常使いにおける確かな信頼性を約束する。
ブラックのアリゲーターストラップと、エバーローズゴールドの伝統的なピンバックルが、全体の佇まいをさらに格調高くまとめる。50mの防水性能も、フォーマルな場面での突然の水しぶきから時計を守る。
チェリーニ 50705RBRは、ロレックスが持つ宝飾技巧と時計製造の伝統が完璧に調和した一本である。それは、時を計る道具である前に、身に着ける者の品格を静かに語る、エバーローズに咲く光の輪なのである。