1926年に世界初の防水腕時計として誕生したオイスターケース。1931年には永久ローターによる自動巻き機構の開発。ロレックスの歴史は、この二つの革新的発明から始まった。Ref.115200は、それら根源的な技術のみを凝縮した、最もピュアなコレクション「オイスターパーペチュアル」にデイト表示を加えた名品である 。
2007年にモデルチェンジされたこの34mmのケースは、ラグの一本一本に至るまで入念にポリッシュ仕上げが施され、ロレックスらしい上品な輝きを放つ 。スムース(無地)ベゼルは、ギザギザのないシンプルなデザインで、時計全体にモダンで洗練された印象を与える 。サイズは男性にも女性にもフィットするユニバーサルなプロポーションを実現している 。
この時計の最大の魅力は、その文字盤の豊かなバリエーションにある。サンレイ仕上げのブライトブラックダイアルは、光を受けるたびに深みのある陰影を描き出す 。夜光インデックスを配したシルバーダイアルは、あらゆるシーンに溶け込む普遍的な美しさを湛える 。そして、サーモン(鮭肉色)ダイアルは、希少な個性と温かみのある優美さでコレクターを魅了する 。ピンクダイアルの個体も存在し、華やかさと上品さを併せ持つ 。3時位置の日付表示は、デイトジャストから受け継がれた実用的な機能である 。
心臓部に搭載されるのは、ロレックス自社製のキャリバー3135である。28.5mm径、31石、28,800振動/時、約48時間のパワーリザーブを誇るこの名機は、スーパーラティブクロノメーター認定の厳しい基準を満たす高精度を実現している 。100mの防水性能とねじ込み式リューズも、日常使いにおける実用的な信頼性を裏付けている 。
オイスターブレスレットは、センターリンクにポリッシュ仕上げを施した新型で、高級感をさらに高めている 。フォールディングクラスプで確実に固定され、快適な装着感を提供する。
115200は、ロレックスの持つ本質的な美しさを凝縮した一本である。それは、時を計る道具としての原点に立ち返りながら、確かな存在感で日常に寄り添う、普遍の時を刻む名品なのである。