1953年の誕生以来、サブマリーナーはプロフェッショナルダイバーズウォッチの規範として君臨してきた。その長い歴史の中で2019年に発表されたRef.126618LBは、先代116618LBのDNAを受け継ぎながら、新世代キャリバー3235の搭載とケースデザインの微調整により、さらなる進化を遂げた。
41mmのケースは、先代の40mmから1mm拡大され、より力強いプロポーションを獲得している。しかし、ラグの形状が見直されたことで、装着感はむしろ向上している。18Kイエローゴールドの重厚な輝きは、ロレックス自らの鋳造所で作られる独自の配合によるもので、深みのある黄金色が特徴である。トリプロック巻き上げリューズが、300m防水の堅牢性を支える。
最大の魅力は、傷に強く退色しないブルーセラクロム製ベゼルと、鮮やかなブルーのサンレイ仕上げダイアルの組み合わせである。この「ブルー」は、単なる青色ではなく、光の加減で漆黒からネイビー、そしてコバルトブルーへと表情を変える神秘的な色調を湛えている。セラクロムベゼルに施された金のPVDコーティングの数字と目盛りは、永遠の輝きを約束する。特徴的なメルセデス針とドットインデックスには、ロレックス独自のクロマライト夜光が塗布され、暗所では長く鮮やかなブルーの発光が視認性を確保する。
最大の進化は、心臓部にある。搭載される自社製キャリバー3235は、14の特許技術を誇る新世代ムーブメントであり、約70時間という長期パワーリザーブを実現している。従来の3135の48時間から大幅に向上し、週末を挟んでも時を止めることなく正確な時間を刻み続ける。クロノメーター精度を超えるスーパーラティブクロノメーター認定の精度は、驚異の±2秒/日である。
オイスターブレスレットには、工具なしで20mmまで微調整が可能なグライドロック延長システムが組み込まれており、ウェットスーツの上からでも完璧なフィット感を実現する。フォールディングクラスプには、さらに安全クラスプも備えている。
126618LBは、単なる時計ではない。それは、深海のブルーと黄金の競演が生み出す、新たなる深海の覇者の証なのである。