2007年の誕生以来、ロレックス「ヨットマスターII」は、帆走競技のスタートシーケンスに特化した、世界初のプログラマブル・カウントダウン機能を搭載した機械式クロノグラフとして、時計史にその名を刻んできた。Ref.m116689-002は、この最先端の航海計器に、18Kホワイトゴールドの重厚な輝きとダイヤモンドの優美な煌めきを融合させた、まさに「海の貴公子」にふさわしい一本である。
44mmの18Kホワイトゴールドケースは、サテン仕上げとポリッシュ仕上げを巧みに使い分け、光を受けるたびに冷徹で気品ある複雑な陰影を描き出す。最大の特徴は、
ロレックススーパーコピー特許の「リングコマンドベゼル」を搭載した真っ黒なセラクロム製ベゼルである。このベゼルは単なる装飾ではなく、反時計回りに回転させることでムーブメントと連動し、ヨットレースのスタートシーケンスに不可欠な10分間のプログラマブル・カウントダウン機能を設定することができる。この独創的な機構こそ、この時計が「帆船競技用計器」である所以である。
このモデルの最大の魅力は、漆黒の文字盤に10個のバゲットカットダイヤモンドがインデックスとして配され、10分間のカウントダウンを示す赤い三角形の大きな針との鮮烈なコントラストである。ブラックダイアルにダイヤモンドとレッドゴールドの針の組み合わせは、黒と赤と白の美しいハーモニーを生み出している。6時位置のスモールセコンド、そしてメルセデス針には夜光塗料が塗布され、暗所でも確かな視認性を確保する。また、文字盤には“YACHT-MASTER II”の文字が記されている。
心臓部に搭載されるのは、ロレックス自社製のキャリバー4161である。コラムホイールと垂直クラッチを備えたこの自動巻きクロノグラフムーブメントは、約72時間のパワーリザーブを誇り、パラクロム・ブルーヒゲゼンマイの採用により卓越した耐磁性と耐衝撃性を実現している。360もの部品から構成される複雑機構が、機械式メモリーとしてカウントダウン時間を記憶する。
オイスターブレスレットは、ケースと同じく18Kホワイトゴールド製で、約5mmの延長が可能なイージーリンクシステムを備える。フォールディングクラスプには、さらに安全クラスプも備えている。100mの防水性能も、ヨットのデッキで十分な実用性を保証する。
m116689-002は、単なる時計ではない。それは、18Kホワイトゴールドとダイヤモンドが照らす、勝利へのカウントダウンを刻むレガッタの美学なのである。