ロレックスのプロフェッショナルウォッチコレクションの中でも、特に独特な機能性を誇るのが「ヨットマスターII」である。帆船レースのスタートに特化した「カウントダウン・タイマー」を搭載したこのモデルは、他の時計にはない戦略的な時間計測を可能にする。その中でも、最も気高い存在感を放つのが、リファレンス116689-0002である。
このモデルの最大の特徴は、ケース全体に採用された18ctホワイトゴールドにある。ケース径は44mmという堂々たるサイズであり、マットとポリッシュ仕上げが絶妙なコントラストを生み出している。そして、このホワイトゴールドの気高い輝きを最も引き立てているのが、950プラチナ製のベゼルだ。ベゼルには秒単位の刻みが施され、まさに「戦略のための道具」としての機能美を体現している。
この時計の真髄は、その複雑なムーブメントにある。心臓部には、ロレックス自社製の自動巻きムーブメント「キャリバー4160」が搭載されている。このキャリバーは、通常のクロノグラフとは異なり、10分以内の任意の時間を設定できるカウントダウン・タイマー機構を持つ。セーリングのスタートラインで、この機構が帆走の戦略を支えるのだ。パワーリザーブは約72時間を誇る。
文字盤は、視認性を重視したホワイトカラーを基調とし、特徴的なカウントダウン・スケールが配置されている。また、腕に装着する際の信頼感を高める**オイスターブレスレットと、100m防水性能も備えている。
ヨットマスターII 116689-0002は、ヨットレースという知性と戦略が求められる競技に捧げられた、まさに「港湾の貴公子」と呼ぶにふさわしいタイムピースである。その白金の輝きは、身に着ける人の腕元で、戦略と優雅さを語り継ぐだろう。