時計の世界に「キング・オブ・ダイバーズ」の称号があるとすれば、ロレックス サブマリーナーはその名にふさわしい存在である。1953年の誕生以来、プロフェッショナルダイバーズウォッチの金字塔として進化を続けてきたこのコレクションに、Ref.16613はステンレススチールと18Kイエローゴールドのコンビネーションという、新たな次元のエレガンスをもたらした。
このモデルの最大の特徴は、その素材の調和にある。1989年に登場した16613は、1988年生まれの16803の後継として、2009年頃まで約20年間にわたり製造されたロングセラーモデルである。直径40mmのケースは、ステンレススチールとイエローゴールドの組み合わせで構成され、クールなスチールの質感と温かな黄金の輝きが絶妙なコントラストを描く。この「ロレゾール」と呼ばれるコンビネーションは、1930年代初頭にロレックスが採用して以来、ブランドの象徴として受け継がれてきた。
ダイヤルの真髄は、その鮮やかなブルーにある。ステンレスモデルには存在しないこのブルーの文字盤とベゼルは、「青サブ」の愛称で絶大な人気を誇る。アルミニウム製の逆回転防止ベゼルは、セラミックベゼルとは異なるヴィンテージ感あふれる風合いを放ち、光を受けるたびに深みのある表情を見せる。
心臓部には、長年にわたり高い信頼性を誇った名機、自動巻きクロノメータームーブメント「キャリバー3135」が搭載されている。31石の宝石軸受を備え、約48時間のパワーリザーブと300mの防水性能を誇る。このムーブメントは、過酷な水中環境でも揺るぎない精度を提供し続けてきた。
オイスターブレスレットは、3連リンクが腕に優しくフィットし、コンビモデルならではの華やかさを添える。100mの防水性能も備え、日常のあらゆるシーンでその真価を発揮する。
16613は、単なる時計ではない。それは、青き海の伝説と鋼・黄金の美学が融合した、時を超えて受け継がれるべき永遠の一本なのである。